柏崎刈羽原子力発電所を視察しました!

 原子力発電所には、絶対的な安全と安心の確保が求められております。

 そこで、このたびの東日本大震災によって被災した福島第一発電所の事故を踏まえて、東京電力柏崎刈羽原子力発電所は、重要な機器が設置された建屋の防水性を高め、全電源を喪失した場合に備えたバックアップ電源の確保、原子炉や使用済み燃料プールへの注水・除熱機能の確保など、想定を超える大津波への緊急対策を実施したことから、その状況を確認してまいりました。

 防水対策については1~7号機の原子炉建屋、海水熱交換器建屋の外部につながる扉や配管やケーブル引き込み口に目張りが実施され、バックアップ電源は、ガスタービン発電車1台、電源車4台、エンジン付き発電機5台が配備され、消防車を増備して注水・除熱機能を確保するとともに、全電源や海水による除熱機能を失った場合を想定した訓練もすでに実施されていました。

 また、今後、建設が予定されている防潮堤や防潮壁の設置予定場所も確認してまいりました。

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東京電力柏崎刈羽原子力発電所の横村所長から概況説明を受ける